CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/04/21号
その気迫だけでも勝つべし
ヴァンフォーレ甲府 2-1 北海道コンサドーレ札幌
- ヴァンフォーレ甲府
- 前半45+3分 武井 成豪
- 後半40分 安田 虎士朗
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半26分 アマドゥ バカヨコ(PK)
| 順位 | EAST-Bグループ第10節 4/12現在 | 点 | 試 | 勝 | PK勝 | PK負 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | いわきFC | 23 | 10 | 6 | 2 | 1 | 1 | 16 | 1.60 (3) | 9 | 0.90 (2) | 7 |
| 2 | ヴァンフォーレ甲府 | 20 | 10 | 6 | 1 | 0 | 3 | 13 | 1.30 (7) | 7 | 0.70 (1) | 6 |
| 3 | RB大宮アルディージャ | 19 | 10 | 6 | 0 | 1 | 3 | 24 | 2.40 (1) | 14 | 1.40 (5) | 10 |
| 4 | 松本山雅FC | 18 | 10 | 5 | 1 | 1 | 3 | 22 | 2.20 (2) | 12 | 1.20 (3) | 10 |
| 5 | FC岐阜 | 18 | 10 | 5 | 1 | 1 | 3 | 16 | 1.60 (3) | 12 | 1.20 (3) | 4 |
| 6 | 藤枝MYFC | 18 | 10 | 4 | 2 | 2 | 2 | 14 | 1.40 (6) | 13 | 1.30 (6) | 1 |
| 7 | ジュビロ磐田 | 10 | 10 | 1 | 3 | 1 | 5 | 6 | 0.60 (10) | 12 | 1.20 (3) | -6 |
| 8 | 北海道コンサドーレ札幌 | 10 | 10 | 2 | 2 | 0 | 6 | 8 | 0.80 (9) | 15 | 1.50 (8) | -7 |
| 9 | 福島ユナイテッドFC | 8 | 10 | 2 | 0 | 2 | 6 | 15 | 1.50 (5) | 26 | 2.60 (10) | -11 |
| 10 | AC長野パルセイロ | 6 | 10 | 1 | 0 | 3 | 6 | 9 | 0.90 (8) | 23 | 2.30 (9) | -14 |
バカヨコ
(大森)
原 荒野 ティラ
(スパ (長谷川) パット
チョーク) (青木)
木戸 川原
(大崎)
堀米悠 家泉 西野 高尾
田川
sub:菅野 パクミンギュ 堀米勇
サフォ
交代:
後半0分 青木(ティラパット)
後半19分 大森(バカヨコ)
後半19分 長谷川(荒野)
後半30分 スパチョーク(原)
後半41分 大崎(川原)
試合開始前の気温は31度。スプリンクラーの水をそのまま浴びたくなる暑さでした。道内との気温差が15度もあり、コンディションへの影響が懸念されましたが、それは杞憂に終わりました。チャンスは数多くあり、勝てた試合だっただけに、2連敗は悔やまれます。追加点を奪えず、攻守ともに最後の詰めが課題です。
チャンスは多かった
序盤の探り合いを経て、次第に主導権を握る時間が増えました。左からは堀米悠斗、右からは高尾から効果的な前線へ鋭いボールが供給されます。前方では原とティラパットが受けてゴールを狙います。ここで気づくのはなぜ中央を攻略しないのかという、素朴な疑問です。荒野やバカヨコが左右に動いたり、相手のプレス回避で回さないといけないのはわかります。シュート 16本。枠内シュート 6本。ゴール期待値 2.26 なのに PK による1点のみという結果は、攻撃のメカニズムに決定的な欠陥があると言わざるを得ません。ゴール前の質を上げるのは当然として、まずはバカヨコは中央でどっしり構えていていいのではないかと思えてきます。前半15分のダイビングヘッドは中央からでした。
人がいるのに失点
失点はいずれも40分以降。それも、一方的に押し込まれての失点ではないのが悔やまれます。同点弾は、セットプレー崩れから、右サイドでフリーの選手を作ってしまい、クロスを入れられたのが発端。ヘディングを叩き込まれた瞬間もマークが剥がれていました。逆転を許した場面は、川原がプレスでボールを奪われたところからでしたが、その後、数的不利ではない状況で誰もカバーしきれなかった点は猛省すべきポイントです。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 田川(5.5)
- 守備範囲の広さや対人を交わすのは文句なし。失点はどちらも人数が揃った場面で、コーチングに改善の余地を感じる。
- DF
- 高尾(5.5)
- 前への意識だけでなく、ティラパットへのホットラインが開通しつつある。
- 西野(5.5)
- 対人守備では概ね強さを見せた。しかし、ルーズボールを保持しきれず再ロストしたプレーが、結果的に逆転を許す一因となった。
- 家泉(5.5)
- 最低限のタスクはこなしたが、マークが甘いと感じる場面もあった。
- 堀米悠(6.0)
- 果敢に前を向き、効果的なクロスを供給。自らシュートを放つ積極性も光った。
- 大崎(-.-)(後半41分in)
- 中盤でボールに絡んだが、試合の流れを変えるまでには至らなかった。
- MF
- 川原(5.5)(後半41分out)
- 攻守に奔走し、ゴールを狙う姿勢も見せた。奪われてロストして逆転のきっかけになったのは授業料。
- 木戸(5.5)
- ボール捌きや対人の対応は格段レベルアップしている。欲を言えば、もう一段階積極的に上がってほしい。
- 荒野(5.5)(後半19分out)
- 前線で駆け回り、ボールを引き出す役割を果たした。得点につながる仕事をもっと期待したい。
- 青木(5.5)(後半0分in)
- 右サイドに入って、縦パスに反応した。ただ、この役割が本人とチームにとって最適解かどうかは疑問が残る。
- 長谷川(5.5)(後半19分in)
- 前線でプレスをかけ、動き回った。ヘディングは惜しくもバーに阻まれた。
- FW
- ティラパット(5.5)(後半0分out)
- 右サイドで個の能力を見せていた。コーナーキックから、エリア内での競り合いで PK を獲得。相手の脅威になっていただけに、負傷交代の具合が非常に気がかり。
- バカヨコ(6.0)(後半12分out)
- 中央で起点となり、PKを冷静に沈めた。負傷が心配される。
- 原(5.5)(後半30分out)
- タテへの推進力でチーム最多のシュート5本。無得点だったが、この積極的姿勢を続けてもらいたい。
- 大森(5.0)(後半19分in)
- 動き出しは良くボールを引き出したが、肝心のゴールが奪えなかった。
- スパチョーク(5.0)(後半30分in)
- アクセントとなるパスを出したが、消えている時間の方が長く、期待値には届かず。
- 監督
- 川井(5.5)
- 戦術の浸透度は感じるが、2点目を取りに行く勝ち切る采配という点では、もう一段の工夫が欲しかった。
この試合の収穫
気温差がある中でも、運動量は落ちなかったのは大きな収穫です。前への意識も保たれていました。だからこそ、逆転を許した場面の「エアポケット」に入ったような集中力の欠如が、余計に際立ってしまいました。
4/18(土)13時から、2023年以来の聖地厚別での松本山雅FC戦。その後は、4/25(土)14時、いわきFC戦、4.29(水)14時、藤枝MYFC戦と、ドーム2連戦が控えます。ホーム3連戦です。しっかりと修正し、今月の一勝目を掴み取りましょう。良い準備をお願いします。
(14日 06:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/04/28号
無駄にすべからずこの試合
北海道コンサドーレ札幌 0-2 福島ユナイテッドFC
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
- 福島ユナイテッドFC
- 前半37分 清水 一雅
- 後半26分 岡田 優希
| 順位 | EAST-Bグループ第9節 4/5現在 | 点 | 試 | 勝 | PK勝 | PK負 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | いわきFC | 20 | 9 | 5 | 2 | 1 | 1 | 13 | 1.44 (4) | 7 | 0.78 (2) | 6 |
| 2 | RB大宮アルディージャ | 19 | 9 | 6 | 0 | 1 | 2 | 23 | 2.56 (1) | 10 | 1.11 (3) | 13 |
| 3 | FC岐阜 | 18 | 9 | 5 | 1 | 1 | 2 | 15 | 1.67 (3) | 10 | 1.11 (2) | 5 |
| 4 | ヴァンフォーレ甲府 | 17 | 9 | 5 | 1 | 0 | 3 | 11 | 1.22 (7) | 6 | 0.67 (1) | 5 |
| 5 | 松本山雅FC | 15 | 9 | 4 | 1 | 1 | 3 | 18 | 2.00 (2) | 11 | 1.22 (5) | 7 |
| 6 | 藤枝MYFC | 15 | 9 | 3 | 2 | 2 | 2 | 12 | 1.33 (6) | 12 | 1.33 (7) | 0 |
| 7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 10 | 9 | 2 | 2 | 0 | 5 | 7 | 0.78 (9) | 13 | 1.44 (8) | -6 |
| 8 | ジュビロ磐田 | 8 | 9 | 1 | 2 | 1 | 5 | 5 | 0.56 (10) | 11 | 1.22 (5) | -6 |
| 9 | 福島ユナイテッドFC | 8 | 9 | 2 | 0 | 2 | 5 | 13 | 1.44 (4) | 23 | 2.56 (10) | -10 |
| 10 | AC長野パルセイロ | 5 | 9 | 1 | 0 | 2 | 6 | 8 | 0.89 (8) | 22 | 2.44 (9) | -14 |
大森
(青木)
原 堀米勇 佐藤
(サフォ) (長谷川)
(バカヨコ)
田中克 木戸
(福森)
堀米悠 西野 家泉 高尾
田川
sub:菅野 パクミンギュ 川原
スパチョーク
交代:
後半0分 長谷川(佐藤)
後半0分 青木(大森)
後半19分 バカヨコ(堀米勇)
後半27分 福森(田中克)
後半34分 サフォ(原)
4連勝を狙った一戦でしたが、J3相手に完敗。これで、J3勢に3連敗になりました。今季最少の9,436人の入場者というホーム入場者の減少傾向も気になるところです。しかし、これは昇降格のない特別大会。時には失敗を恐れず、組み合わせを試す過程だと捉えましょう。本当の勝負は8月から。そのための準備を進めているはずです。4勝5敗と負け越しで前半戦を終えましたが、これから巻き返していけばいいのです。
中盤の構成を変更
今節、中盤には田中克幸と堀米勇輝を起用しました。まずは試合終了後の川井監督のインタビューを振り返ります。
勝ったら変えないというものが正義的なものがあると思うが、僕はあまりそういう考えがなく、対相手の要素であったり、その週のトレーニングであったり、そういうものを見ながら、特にこのハーフシーズンは僕はそこは変化させていきたいと思っているので。ただ結果としては変えなかった方が良かったよねと言われるのは全然正論だと思うが、ただそこのメンバーを決めるという決断するのは僕の仕事なので、そこに対しては全く何の後悔もないし、それをしなければおそらくチームとして全然上がっていかないので。
木戸を含めて、開幕戦と同じ布陣です。荒野、木戸、川原のユニットで結果が出ている中、あえて別の選択肢を増やしたいという意図が見えます。攻撃的な3人を並べることで、連動したポジションチェンジを行い、誰かが前線へ飛び出せば別の1人が下がって危機管理を担う、そんな形を期待していました。しかし、蓋を開けてみれば、機能していたのは攻守にキレを見せ、異次元のパフォーマンスを発揮しかけていた木戸くらい。堀米は決定機を外した場面以外は影が薄く、田中は左サイドでロングシュートを放ったものの、木戸との距離感が近くポジションが重なってしまう場面が散見されました。実力がある2人だけに、期待外れの内容だったと言わざるを得ません。木戸への負担が増大し、前線で厚みのある攻撃ができなかった点は大きな課題です。
防げそうで防げなかった
功勢で進んでいきましたが、チャンスを何度も逃すと、攻められる時間が増えていきました。マンツーマン気味のプレスをかわせません。1失点目は田川が止めて弾いたところを拾われて決められましたが、その前の右サイドの守備があいまいで、寄せてクリアしたいのか、詰めて奪いたいのか、はっきりしていませんでした。2失点目は、弱点の右サイドからアバウトなクロスから。ゴール前で防げたように見えました。ゴールラインを越えたという判定でしたが、確実に防げる場面でした。守備の人数は足りていたにもかかわらず、お見合いのような形になってしまったのは痛恨です。確実に止めていないといけない場面です。これで勝負の行方がほぼ決まってしまいました。
この試合の収穫
これで問題点は出し切れたでしょうか。課題を露呈しきった上で、次の試合で修正できれば文句はありません。木戸が大黒柱になりつつあります。田中克幸との共存はできるはずです。2人で攻めに行くと迫力ありますよ。堀米勇輝はもっと動き回れるはずです。宝の持ち腐れで終わってはいけません。
百年構想リーグもいよいよ二巡目。4/11(土)は14時から、ヴァンフォーレ甲府戦。こちらは現地参戦予定です。4/18(土)13時から、2023年以来の聖地厚別での松本山雅FC戦。4/25(土)14時、ドームでいわきFC戦と続きます。勝って浮上を目指しましょう。良い準備をお願いします。
(7日 06:50)