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遠征はJALでいこう




CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/09/3号

延長戦目前に沈む
負け方としてはまだマシ

北海道コンサドーレ札幌 1-2 ファジアーノ岡山

 
      バカヨコ
       (大森)
      
   ペイ   堀米勇
 ショット (唐山)
 
 パク 木戸 浦上 青木
 ミン
 ギュ
 
  福森  キム  川原
 (梅津) ゴヌン
 
        菅野
 
sub:高木 内田 荒野 木實
     サフォ
交代:
後半12分 唐山(堀米勇)
後半19分 梅津(福森)
後半44分 大森(バカヨコ)

カップ戦で格上相手とはいえ、負けは負けです。問われるのはその内容。最後まで勝利を期待できただけに、延長戦へ持ち込みたかったところですが、負け方の質は土曜日のリーグ戦より良くなりました。これでカップ戦はどちらも敗退。ここからはリーグ戦での勝利に向けて集中しましょう。

3バックリベンジ

土曜日の酷評を受けて3バックを諦めるかと思いきや、リトライしてきました。少なくとも試合は壊れていません。リーグ戦で出場していないキムゴヌン、川原、さらにボランチとしてプレーした浦上と木戸がフル出場。配球役になれる福森が3バックの一角に戻ってきたのも好材料です。もっとも、野瀬が負傷で離脱したため人材難以外に、3バックの狙いが明確に見えてきたわけではありません。守備時は両サイドかボランチの誰かが下がって対応します。元々センターバックの浦上がボランチに入ったことから、最終ライン以上にボランチに苦慮している印象です。木戸が前目でセカンドボールを拾い、浦上が後方をカバーする関係性が築けるなら、3バックの採用は十分「あり」でしょう。

失点シーンは課題のまま

戦う形はできてきましたが、左サイドとセットプレーからの失点対策を立てなければいけません。相手の右CKをニアサイドですらしたボールをファーサイドから折り返されて先制されました。後半アディショナルタイム3分は、サイドを起点に押し込まれました。まず、このメンバーで3バックを続けるなら、パクミンギュの守備意識向上は必須です。前にペイショット、後ろに福森を置く構成なら、内田を左サイドで起用してバランスを取る選択肢も検討していいでしょう。セットプレーの守備は高さと強さで後手に回りがちで、集中力と局面での強度を高めるほか有効策が見当たらないのが悩みどころです。

この試合の収穫

バカヨコが公式戦2試合連続ゴール。同点弾は左サイドから。福森が自陣から鋭いスルーパスを送り、ペイショットが反応して相手より一歩前に抜け出し、ゴール前にグラウンダーのクロス。これをバカヨコが押し込みました。新たなパターンで手数もかかっていません。今後の武器になりうる、価値が高いゴールです。ただし試合全体でシュート3本は少なすぎます。いかにしてシュートまでボールを運ぶかは、依然として大きな課題です。

理想を追うのではなく、現実的なサッカーとして3バックも取り入れるなら歓迎できます。連勝して早期に降格圏内を抜け出すのが最優先。目指すべきはトップハーフ、そして居るべき場所は昇格圏内です。

10月の初戦は10年ぶりとなる函館開催。10月4日(日)13:00からハコスポで、いわきFC戦。さらに、10月10日(土)18:00から、アウェーでジュビロ磐田戦。ドームでの次のリーグ戦は、10月17日(土)14:00からのブラウブリッツ秋田戦になります。リーグ戦に集中です。とにかく、勝ちましょう。万全の準備をお願いします。

(1日 07:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/09/6号

すべてが噛み合わない
意思統一からやり直し

テゲバジャーロ宮崎 3-2 北海道コンサドーレ札幌

順位 第8節 9/26現在 点 試 勝 引 敗 得点 失点 差
10 テゲバジャーロ宮崎 11 8 3 2 3 12 (6) 1.50 12 (13) 1.50 0
19 北海道コンサドーレ札幌 5 8 1 2 5 10 (11) 1.25 17 (19) 2.13 -7
 
        大森
       (唐山)
  長谷川       荒野
(ペイショット) (青木)
 
 パク 大崎 梅津 白井
 ミン(木戸)  (バカヨコ)
 ギュ
 (宮沢)
 
  内田  西野  高尾
 
        田川
 
sub:菅野 福森 キムゴヌン
交代:
後半0分 唐山(大森)
後半0分 青木(荒野)
後半0分 宮沢(パクミンギュ)
後半22分 木戸(大崎)
後半30分 ペイショット
             (長谷川)
後半34分 バカヨコ(白井)

手も足も出ず完敗。良くなってきた流れが台無しです。2点返した気迫は感じましたが、3点リードを許して許してからの得点。最低でも勝ち点を奪うところまで持ち込まないと意味がありません。今は、結果にこだわらないといけない状況です。

3バックは大失敗

スタメンを見て、左サイドの守備に手を入れてきたと期待していましたが、始まってみると驚きの3バック。しかも1トップ2シャドーです。右から攻撃したいのに白井と高尾が低い位置にいて、前線で押し込めません。押し込めないため高尾や梅津が上がるスペースもできず、長いボールを出せないためグラウンダーの短いパスばかり。これでは相手に狙われて当然です。肝心の左サイドは、パクミンギュがずっと高い位置にいて周囲と噛み合っていませんサイドバックの内田が最終ラインに入ったことで、持ち味も消えていました。攻撃が成り立たない要素ばかりです。さらに、長くなりがちな 3-4-2-1の陣形で、ボランチと最終ラインのギャップを突かれて先制されました。この時点で守備強化のための 3バックは崩壊です。試合前日と前々日にイレギュラーが出て野瀬が欠場というトラブルはあったものの、何を根拠に3バックで進めたのか意図がはっきりしませんでした。

飲水タイムで4バックに戻し、梅津が最終ライン、荒野がボランチ、白井が前に入ってボールの流れが良くなったのは当然です。しかし2失点目は上がっていたパクミンギュのボールロストから。課題の左サイドの守備でも崩されました。パクミンギュが上がると、長谷川はかぶるだけでなく攻撃に専念できず、むしろ守備のカバーを強いられる本末転倒な状態でした。荒野や大森が動き回っていても、右からも左からもボールが来ない状況では、前半のシュート数ゼロになってしまいます。

前へ進まずにどうする

相手選手のコメントを見てみましょう。後ろからつなぐことは分かっていたし、3バックというフォーメーションが予想と違ったが、試合に入ってすぐ選手同士でコミュニケーションをとっていた。今まで3バックのチームが多かったので、逆にプレスを変えるより、いつもどおりのハメ方でしっかりハメられた。相手から見ると、後ろで回すのを想定していて、そこで奪えたら手早く得点できると見られています。こうした対策にはすぐに取り組まなければなりません。ボールの持ちすぎや時間稼ぎに見える後方でのパス回しは厳禁です。攻勢時にキーパーまで下げるプレイも流れを断ち切ります。カウンターへの警戒は必要ですが、引き切る相手に対して怖がらず、前に運んで全員で攻める姿勢が欠けていました。唐山やペイショット、青木もドリブル突破が期待できます。西野や高尾からは長いボールを出せます。打開の選択肢があるのにパス一辺倒でつなぐのは、自信がなく見えてしまいます。

この試合の収穫

唐山が移籍後初ゴール。そして、バカヨコが今季初ゴール。ようやく複数得点今季2試合目です。加えて、J2唯一の開幕から8戦連続得点になりました。とにかく、今は良いところを見つけていきましょう。

周囲は騒がしくなってきますが、監督交代は低迷打開の本質ではありません。代えたからといって勝てるとは限らないのは、昨年よくわかっています。起用面は監督に責任があるとはいえ、この結果の全責任が監督にあるとは思いません。修正すべき点は山積みですが、あきらめずに前へ挑む姿勢を見せてほしいです。

次は、9月29日(火)19:00からドームで、ルヴァンカップ2回戦で、J1ファジアーノ岡山を迎えます。出場機会が少ない選手にとってはチャンスです。リーグ戦に食い込める選手が出てきてほしいです。10月の初戦は10年ぶりとなる函館開催。10月4日(日)13:00からハコスポで、いわきFC戦。さらに、10月10日(土)18:00から、アウェーでジュビロ磐田戦。ドームでの次のリーグ戦は、10月17日(土)14:00からのブラウブリッツ秋田戦になります。とにかく、勝ちましょう。万全の準備をお願いします。

(29日 07:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/09/13号

敗戦寸前から掴んだ勝ち点1
次こそ勝ち点3

北海道コンサドーレ札幌 1-1 大分トリニータ

順位 第7節 9/20現在 点 試 勝 引 敗 得点 失点 差
19 北海道コンサドーレ札幌 5 7 1 2 4 8 (12) 1.14 14 (19) 2.00 -6
16 大分トリニータ 7 7 1 4 2 6 (16) 0.86 5 (1) 0.71 1
 
         大森
        (唐山)
 
 長谷川  荒野  白井
(ペイ   (福森)(青木)
 ショット)
 
   堀米悠   梅津
   (宮沢)
 
 内田 西野 野瀬 高尾
 
         田川
 
sub:菅野 パクミンギュ 
     キムゴヌン 真田
交代:
後半10分 青木(白井)
後半10分 唐山(大森)
後半10分 宮沢(堀米悠)
後半23分 ペイショット
             (長谷川)
後半31分 福森(荒野)

敗色濃厚の土壇場で追いつき、なんとか負け試合を勝ち点1に持ち込みました。しかし、試合終了後にはブーイングが飛び交いました。ホームで終了間際まで負け試合を見せつけられては、その反応に無理はありません。ポジティブに捉えることはできますが、6試合連続未勝利中では、2試合連続引き分けまでが限界です。次こそ勝たないといけません。

強い守りを打ち破れ

リーグ最少失点の相手から得点を奪うのは至難の業です。最終ラインからビルドアップを仕掛けても相手の前線のプレスに苦しみます。前にボールを運べても、前線でブロックを作られて奪われてカウンターを浴びます。過去の負け試合と同じパターンに陥っていました。時折、高尾から白井にボールが通ってチャンスになり、大森や荒野が動き回るものの、パス回しにスピード感がありません。決定的なシュートまで持ち込めません。カウンターを警戒するあまり前線で数的優位を作れない展開が続きました。それでも前半27分、前線を走り回る大森に連動して堀米悠斗が敵陣で奪い、荒野が拾ってパス。白井が狙いましたがミートせずキーパー正面。その3分後には白井からフリーの大森へ渡り、キーパーと1対1の決定機を迎えます。相手守備が整う前でシュートコースは限定されていたものの、枠へ飛ばしてほしかった場面でした。

寄せが弱いとやられる

前半から攻め込まれ、相手に幾度もコーナーキックを与えながらもどうにか失点を防ぎ、スコアレスで折り返しました。しかし、後半開始早々に落とし穴。相手のドリブルに野瀬が対応したまではよかったものの、、その流れで与えたコーナーキックから失点。荒野がヘディングで弾いた球を再びクロスとして放り込まれ、大森と梅津の間から頭で合わせられました。梅津はついていたものの寄せきれず、スキの大きさが悔やまれる場面でした。

やっぱりベテラン達だね

後半10分に宮沢、青木、唐山を投入。これでボールの回りが良くなりました。宮沢のボールさばきとパスでリズムが生まれ、青木も白井とは異なる持ち味で攻撃に絡み、ボール回しが劇的に改善します。その後、23分にペイショット、31分に福森を投入。福森の前方への効果的なフィードが見られ始めたものの、決定打には至らないまま5分間のアディショナルタイムに入りました。敗色濃厚の残り1分、ペイショットからのボールを受けた福森は、ゴールに向かって長いボールを送りました。相手キーパーはキャッチできずににクリア。このこぼれ球を青木が冷静に押し込み、土壇場でゴールネットを揺らしました。福森は、ボールに結構な回転をかけてキーパーにキャッチされないように工夫をして蹴ったと振り返っていました。こうした一発の飛び道具を持っている強みを再認識させられた同点劇でした。

この試合の着眼点

同点ゴールで痛感しました。守備を固める相手に対しては、グランダーのパス回しだけでなく、長いボール使った大きな展開が必要ですね。は、守備を固めてくるチームには防がれます。良い時は、前後左右に人もボールもよく動いていました。得点のときは、何人もからんでいます。それを取り戻しましょう。J2唯一の開幕から7試合連続得点だから、できなくないはずです。

次は、9.26(土)17:00 から、アウェーで初対戦のテゲバジャーロ宮崎戦。9月29日(火)19:00からドームで、ルヴァンカップ2回戦で、J1ファジアーノ岡山を迎えます。10月の初戦は10年ぶりとなる函館開催で、10月4日(日)13:00からハコスポで、いわきFC戦。さらに、10.10(土)18:00から、アウェーでジュビロ磐田戦と続きます。とにかく、勝ちましょう。万全の準備をお願いします。

(22日 08:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/09/19号

戦い方を取り戻した
トンネル脱出は近い

ベガルタ仙台 1-1 北海道コンサドーレ札幌

順位 第6節 9/13現在 点 試 勝 引 敗 得点 失点 差
3 ベガルタ仙台 11 6 3 2 1 10 (4) 1.67 6 (6) 1.00 4
19 北海道コンサドーレ札幌 4 6 1 1 4 7 (11) 1.17 13 (19) 2.17 -6
 
         大森
     (ペイショット)
 
 長谷川  荒野  白井
(ティラ (唐山)(青木)
 パット)
(バカヨコ)
 
    木戸    梅津
  (堀米悠)
 
 内田 西野 野瀬 高尾
 
         田川
 
sub:菅野 大崎 キムゴヌン
交代:
後半17分 ティラパット(長谷川)
後半17分 青木(白井)
後半32分 堀米悠(木戸)
後半32分 唐山(荒野)
後半37分 ペイショット(大森)
後半45+4分 バカヨコ
          (ティラパット)

試合前は暫定最下位。勝てば首位浮上という相手に対し、アウェーで連勝を3で止める価値ある引き分けとなりました。連敗を4でストップし、上位陣との勝ち点差を詰めるためにも次節の勝利は絶対条件です。トップハーフは勝ち点差 3の大混戦。首位との勝ち点差は 8。6位との勝ち点差は 6。追いつける数字です。

スタメン 7人変更は大正解

大胆な大なたが振われました。フィールドプレーヤーの連続スタメンは野瀬、梅津、内田の3人のみ。西野、高尾、木戸がスタメンに戻りました。前線には荒野が待望の今季初スタメン入りを果たします。荒野は前線から自陣深くの守備まで縦横無尽に走り回り、チームに活力をもたらしました。白井が右から前へプレッシャーをかけ続けて、大森は前線で張り、長谷川は前後の動きだけでなく、機を見て中に入って好機を作り出していました。全体として強引なドリブルが減り、人とボールが動く連動性が復活。前半10分は、相手の波状攻撃を西野や内田を中心に守りきりました。その4分後には、白井のクロスから長谷川のシュートがゴールネットを揺らしましたがオフサイドの判定。攻守に前節とは見違える姿です。

大森J2初ゴール

実を結んだのは前半22分。リーグ戦では久びさに見る流れるパスワークでした。右サイド深くを破った白井から高尾、梅津へと鮮やかにボールが繋がり、梅津の浮き球を大森が頭で叩き込んで先制。パス回しだけでなく、ボールが来ると予測して準備できたおかげでもあります。このパターンは練習でもよくやっていて、その成果を出せました。

耐えてしのいで1失点に抑えた

しかし、その4分後に同点に追いつかれます。木戸が前方へボールに送ろうとしたボールが相手に当たったところから。そうなると、ボランチと最終ラインの間が広がり、後手の対応のままでは、相手に狙われます。最後は、ゴール前で左、右、左へと揺さぶられました。試合全体ではゴールを脅かされた回数は多くても、この1失点に抑えたことは自信になります。最終ラインは最後まで強度を保ち、追加点を許しませんでした。

この試合の着眼点

大胆な采配は一試合しか通用しません。前半は相手から見ると予想がはずれて対策を立てられず、ぶっつけ本番で臨まざるを得ませんでした。後半、相手の交代策で押し込まれたのは必然です。対して、前節の先発が途中出場で入って、流れを変えられなかったのは、今後の選手起用に影響するでしょう。アディショナルタイムに相手の脳振とう交代で一枠が増えたのに、交代出場で入ったティラパットが下げられたのはその象徴です。走る。闘う。規律を守るという原点の徹底を突きつけています。この試合のスタメンも早々にスカウティングされます。ティラパットの守備強度向上、ボールを持ちすぎる傾向のペイショットは素早い判断、唐山の抜け出しと前線でのプレッシャーは不可欠です。

9.19(土)14:00 からは、ドームで大分トリニータ戦が控えています。連休初日の赤黒フェスタでもあります。9.26(土)17:00 からは、アウェーで初対戦のテゲバジャーロ宮崎戦。9月29日(火)19:00からドームで、ルヴァンカップ2回戦で、J1ファジアーノ岡山との対戦。10月の初戦は、10年ぶりの函館開催から。10月4日(日)13:00からハコスポで、いわきFC戦です。とにかく、勝ちましょう。万全の準備をお願いします。

(16日 07:30)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/09/26号

この程度のチームではない
最適解は必ずある

北海道コンサドーレ札幌 1-4 栃木シティ

順位 第5節 9/6現在 点 試 勝 引 敗 得点 失点 差
17 北海道コンサドーレ札幌 3 5 1 0 4 6 (10) 1.20 12 (18) 2.40 -6
5 栃木シティ 9 5 3 0 2 13 (1) 2.60 7 (12) 1.40 6
 
         唐山
      (バカヨコ)
 
 ペイ    スパ   ティラ
 ショ  チョーク パット
 ット  (長谷川) (白井)
 
    真田   宮沢  
 (マリオ) (荒野)
 
 パク 梅津 野瀬 内田
 ミンギュ
 
         田川
 
sub:菅野 西野 木戸 堀米悠
交代:
後半0分 白井(ティラパット)
後半0分 長谷川(スパチョーク)
後半15分 バカヨコ(唐山)
後半15分 荒野(宮沢)
後半27分 マリオ(真田)

4点取られても、5点取る力がなければブーイングされて当然です。しかも聖地厚別ですよ。横断幕が物語ります。そうここは我らの厚別 見せろお前の情熱。厚別に弱気な姿は似合わない 何度ブッ倒れてもゴールに向かえ!!。これらのメッセージを心に秘めて、立て直すべき試合、立て直すべき聖地で、チームはさらに混迷になりました。ここから立ち直るしかありません。

先にスコアを動かすべき展開

開始から気持ちは入っており、前へ圧力をかけて相手を押し込みました。梅津と野瀬の両センターバック、宮沢と真田のダブルボランチからボールから前線へボールが供給されます。しかし、相手からすれば押し込まれる展開は想定内。シュート精度が低く、コースさえ消しておけば問題ないと割り切られていました。実際、シュート数は20本で枠内わずか3本という結果が、相手にきっちり対応されていた証拠です。最大の決定機は前半21分、真田から中央でフリーのペイショットへ通ったパス。フリーでコースも開いていましたが、シュートは無情にも枠の右へ外れます。これがこの試合の大きな分岐点になりました。

良い守りは前方から

4失点に共通しているのが、相手の素早い展開に対し、対人も球際も弱く簡単にシュートを打たれた点です。1失点目はパクミンギュのコントロールミスが目立ちますが、その過程を見る必要があります。相手ゴール近くからの対角線のロングフィードの前に、すでに問題がありました。ティラパットが相手ボールを奪い切れず、こぼれた球を真田から唐山へ通したものの競り合いで再びこぼれ、真田が拾って近くのスパチョークに出そうとして奪われました。失点は単に崩されたわけでも、最終ラインだけの責任でもありません。2失点目は左サイドのルーズボールから。先制を許した小池を誰もマークしておらず縦パスを通されました。宮沢が追うも右サイドへクロスを上げられ、マークのない状態で追加点を献上しました。3失点目は、田川からのロングキックを相手にカットされたところから。ボールを拾わなければならない場面で長谷川しかおらず、簡単に奪取されます。加えてDFラインとボランチ、前線が間延びし、中央を易々と運ばれました。DFラインを上げきれず、真田がかわされ、野瀬も寄せきれずにシュートを撃たれました。4失点目は真田が右で奪われたところから。内田が前方にいることの影響で真田が孤立しやすく、真田だけを責めるのは気の毒です。しかし、野瀬が厳しく行けず、宮沢もかわされ、相手に余裕をもってシュートを打たれました。誰か一人、どこか一箇所の問題ではありません。すべての局面で守備が甘くなっています。

良い攻撃には守りから

攻撃面にも問題が散見されます。左のペイショット、中央の唐山が厳しくマークされました。唐山は前節ほどボール奪取や競り合いに参加できていませんが、唐山は中央での競り合いやボール奪取が前節より減った印象があります。これは宮沢や真田がボールを散らしていたおかげでもあり、悪いことではありません。ならばよりストライカーや前線でのポスト役に徹する必要がありました。より深刻なのは右サイドです。内田が高い位置を取り続ける弊害が出ています。右サイド最終ラインの守備が薄くなるだけでなく、ティラパットが内側に押し出されて、スパチョークのプレーエリアがなくなるのは大問題です。ティラパットは前への抜け出しやボールキープが持ち味ですが、そうした場面はほとんど見られませんでした。スパチョークは縦にも横に動き回れますが、後方にはダブルボランチ、右には二人がいて前には唐山がおり、窮屈そうにプレーしていました。流れが変わったのは、臨機応変に動き回る長谷川と、縦への抜け出しと相手にプレッシャーをかける白井が入ってからです。前線の役割が整理されて、動きが良くなりました。状況判断に優れ、後方からサイドチェンジで局面を変えられる高尾と比べても、推進力重視で内田を起用するなら、上がった後の右サイドのケアや人数過多の解消といったチーム全体のバランス調整が不可欠です。次節も宮沢と真田がボランチで臨むなら、ボールの供給元や行先が多様になることを見据えた攻撃陣の役割分担と選考が必須です。

この試合の収穫

途中出場の選手たちは及第点以上の働きを見せました。長谷川は前線での動きとボール回しで、前半と大きな違いをもたらしました。白井は強い突破を試み、バカヨコは前で起点を作れています。荒野は動き回って守備を引き締め、マリオはあとは合わせるだけの状態でした。周りがマリオへボールを送ろうとする意志も見えました。特に体調不良から復帰した荒野の存在は攻守において絶大です。

チームは開幕から全5試合で得点を挙げています。J2で全試合得点を維持しているのは、RB大宮アルディージャ、ジュビロ磐田を含めて3チームのみ。まずは開幕戦のように2点を取り切りましょう。追加点は必須です。相手の守備ブロックを打ち破るピースは揃っています。そのためにはフリーでのシュートを確実に決めましょう。

連戦がわり、次は一週間後です。9.13(日)18:00 からは、アウェーでベガルタ仙台戦、9.19(土)14:00 からは、ドームで大分トリニータ戦が控えています。連休初日の赤黒フェスタでもあります。9.26(土)17:00 からは、アウェーで初対戦のテゲバジャーロ宮崎戦。とにかく悪い流れを断ち切りましょう。万全の準備をお願いします。

(9日 06:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/09/30号

これがきっかけだ
勝利に勝る良薬はなし

鹿児島ユナイテッドFC 0-1 北海道コンサドーレ札幌

 
       バカヨコ
 
 原  青木  ティラパット
    (長谷川)  (白井)
 
     キム    大崎
   ゴヌン   (真田)
   (川原)
 
 岡田 梅津 野瀬 高尾
 
        菅野
 
sub:高木 福森 浦上 大森
sub:イッティモン
交代:
後半10分 白井(ティラパット)
後半10分 真田(大崎)
後半26分 長谷川(青木)
後半36分 川原(キムゴヌン)

大会やカテゴリーは関係ありません。勝利を切望していました。どのような内容でも、スコアでもいいんです。勝ったことがすべてです。トーナメント戦を勝ち進んで、ルヴァンカップの次戦は、9月29日(火)19:00からドームで、ファジアーノ岡山との対戦になります。

よく耐えた

後半30分を過ぎても、0-0。相手ペースで試合が進む苦しい展開でしたが、失点を許さず我慢くらべに耐え抜いたことが勝因です。特にセンターバックの野瀬と梅津の踏ん張りが光りました。

よく決めた

延長やPK戦も頭をよぎった終了間際に、見事な決勝点が生まれます。起点は梅津のロングスルーパス。白井が体を張って受けてバカヨコへつなぎ、バカヨコはボールキープして、右へ走った白井に展開。再び受けた白井は相手DFと交錯して倒れ込みながらも、高尾にマイナスのボールをパス。受けた高尾がファーサイドへ上げたクロスに、走り込んできた長谷川が頭で押し込みました。何人もからんだ一連の動きは、いい時の得点パターンがよみがえってきました。しかも、梅津以外は直近のリーグ戦でスタメンで出場していないところに大きな価値があります。

それでも苦言を

後半40分時点でのスタッツは、シュート6本。うち枠内シュート2本。苦しくて厳しい試合でした。守備を固める相手をどう崩すか、もっとシュートを撃ってゴールに迫る工夫は今後の課題です。

次は日曜日です。 9.6(日)13:00から聖地厚別で、栃木シティ戦。これは絶対に負けられません。9.13(日)18:00 からは、アウェーでベガルタ仙台戦、9.19(土)14:00 からは、ドームで大分トリニータ戦が控えています。ここで連勝を重ねて勝ち星を先行させれば、昇格争いに食い込めます。それには、今回活躍したメンバーがどこまでリーグ戦に食い込めるかが鍵になるでしょう。公式戦の連敗を止めた勢いそのままに、次はリーグ戦の連敗ストップへ万全の準備を期待します。

(4日 06:50)

遠征はJALでいこう